原料受入れ(甘藷澱粉・馬鈴薯澱粉)
受け入れ確認を実施します。
原料投入
攪拌タンクに所定分量の甘藷澱粉、馬鈴薯澱粉、(※) 少量の乳化剤(大豆レシチン)を入れ、そこに下水を 加えます。
加熱・攪拌
上記混入液に摂氏100℃程度の熱湯を注ぎ、約1分程攪拌し、摂氏65℃程度の糊状原液を作ります。
乾燥
表面温度摂氏100℃程度の回転式蒸気乾燥ドライヤーにて、温度、厚みを調整しながら薄い膜の状態で乾燥させて、オブラート原紙が出来上がります。
仕分け・検査
オブラート原紙を1枚1枚、厚み、キズや破れ、品質に問題がないかをチェックします。
断裁・最終確認
オブラート原紙を指定寸法に断裁し、最終的な製品チェックを行います。
梱包
所定の方法で梱包します。
製品完成
在庫品は常に出荷できる状態にして所定の場所に保管します。
製品出荷
原料受入れ(EPS原料)
受け入れ確認を実施します。
予備発泡
原料投入量、蒸気量、発泡時間を調整し、予備発泡機にて指定された(※)倍率に原料を発泡させます。
熟成
発泡した原料を安定させ、成形しやすい状態にするために熟成専用のサイロに入れ、約8時間~12時間ほど熟成させます。
成形
予備発泡・熟成を経た発泡原料が送粒管を通って、成形機内の金型に投入され、蒸気をかけ、その後、水冷、空冷の冷却過程を経て様々な形状の成形品が出来上がります。
乾燥
成形されたスチロール成形品を乾燥室に入れ、1日~2日間ほど乾燥させます。
組立
スチロール成形品にシール材や断熱材等の部品取付けの組立て作業を行います。
検品・梱包
乾燥、組立が完了したスチロール成形品にキズ、汚れ、未充填箇所、取り付け部品に欠品がないかを確認し、それぞれ製品ごとにポリ袋や段ボール箱にて梱包します。
製品完成
在庫品は常に出荷できる状態にして所定の場所に保管します。
製品出荷
(※)乳化剤として少量の大豆レシチンを配合しており、配合することでオブラートに柔軟性が増すとともに、乾燥ドライヤーからはがれやすくなります。
(※)発泡スチロール倍率とは
発泡スチロールの原料に蒸気をかけて、どのくらいの大きさ(何倍)に発泡させるかによって倍率が決まります。倍率が低いほど粒子が小さく、硬い製品となり、倍率が高いほど粒子が大きく、柔らかい製品になります。